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はじめに|なぜ今、企業が「金融教育」を提供すべきなのか?
働き方の多様化、物価上昇、年金制度の先行き不透明化──こうした時代背景のなか、従業員の「金融リテラシー(お金の知識と判断力)」がかつてないほど求められています。
今、多くの企業が福利厚生の一環として「金融教育セミナー」の導入を始めています。
弊社では、企業向けに金融分野のあらゆるテーマでセミナーを実施してきました。
●確定拠出年金(DC)
●資産運用・ライフプラン設計
●住宅ローン・退職金制度
●教育費と家計バランスの整え方
本記事では、企業が金融セミナーを導入すべき理由と、従業員・企業双方にとってのメリット、について解説します。
1. 「貯蓄から投資へ」時代の企業が果たすべき役割とは
政府は2024年より「新NISA制度」をスタート。従来の投資制度と比較して非課税枠が拡大され、個人の資産形成が本格的に後押しされる時代になりました。
しかし、現実はというと──
●日本人の家計金融資産の54.9%が現預金(米国12.8%)に留まる
●金融リテラシーの国際比較では、日本は先進国の中でも低水準
つまり、制度が整っても「知識」がなければ活用されず、従業員は取り残されてしまいます。
金融教育は、個人任せでは限界がある。だからこそ、企業が学ぶ場を提供する社会的意義が高まっているのです。
2. 金融教育セミナーで得られる企業の2大メリット
2-1. 社員の「自己防衛力」が高まり、トラブルや離職を未然に防ぐ
金融リテラシーが不足している従業員は、詐欺被害や不要な保険契約、高金利ローンなどに巻き込まれやすく、それが生活苦や精神的負担につながることも。
そうしたストレスや将来不安が仕事のパフォーマンスに影響し、離職リスクを高める原因にもなり得ます。
金融教育セミナーを通じて「自分の家計を把握し、守る力」を養うことで、従業員が安心して長く働き続けられる土壌が整います。
また、制度活用(確定拠出年金やNISAなど)の理解が進むことで、会社が提供する福利厚生が“使われる”ものになり、制度導入の意味が深まります。
2-2. 福利厚生の魅力を高め、採用・定着率の向上へ
今の若年層や転職希望者は、「給料」だけでなく「福利厚生の中身」を企業選びの重要な指標にしています。
●「資産形成支援制度があります」
●「FPによる金融教育セミナーを年2回開催しています」
このような訴求は、特に新卒・中途採用において、企業イメージを大きく引き上げる要素となります。
セミナー導入企業では「入社後に“ちゃんと学べる環境がある”と安心感を持ってもらえた」「金融不安が減ったことで仕事に集中できるようになった」といった定着効果の声も多く聞かれます。
このように、金融教育セミナーは単なる学習の場ではなく、採用力強化・離職防止の観点でも非常に重要な施策なのです。
3. セミナー受講で得られる従業員のメリット
3-1. 投資・保険・家計管理が「自分ごと」になる
日々の生活に追われ、「投資ってなんだか難しそう…」と避けてきた方でも、実務に即した事例やわかりやすい解説を通じて、家計と将来設計を結びつけて考える習慣がつきます。
3-2. 老後資金・教育費・住宅ローンなどの「人生設計」に向き合える
セミナー後には「こんなにお金がかかるんだと知って焦った」「今から準備すれば間に合うと思えて安心した」などの声が多数。
自分と家族の未来に向けて、具体的な一歩を踏み出すきっかけになります。
3-3. 無料相談・アフターフォローで実践につなげやすい
弊社では、必要に応じてセミナー参加者向けに個別相談を提供。
●住宅購入の時期は今でいい?
●学資保険、何に入るべき?
●企業型DCとNISA、どっちを優先?
といった実生活に即したお悩みを、中立的な立場のFPが丁寧に対応します。
4. 一期コンサルティングが提供するセミナーの特徴
特徴1|オーダーメイド設計が可能
- 社員の年齢層や職種
- 導入済みの制度(例:iDeCo, DC)
- 経営層が持つ課題意識
に応じて、内容をカスタマイズ。担当者様とお打合せをし、各社様に最適なご提案を致します。
特徴2|あらゆる金融テーマに対応
- 初心者向け「お金の基礎」
- NISA・iDeCo・DCの理解と活用
- 教育費・老後資金の準備方法
- 保険の見直し術
- 住宅ローン
- ライフプラン設計
など、ニーズに応じて幅広いラインナップをご用意。
特徴3|セミナー後の相談体制も充実
- オンライン、対面個別面談
- 家計診断レポート
- 金融情報提供 など
セミナーを「学びで終わらせない」仕組みもご好評いただいています。
まとめ|金融教育は「コスト」ではなく「投資」
企業にとって、金融教育セミナーは単なる福利厚生ではありません。
●従業員の生活基盤の安定
●採用力・定着率の向上
●社会的信用の獲得
こうした波及効果を考えれば、「金融教育」は未来への投資です。
弊社では、企業の課題と従業員のニーズに寄り添った形で、「わかりやすく」「実践的な」金融教育を提供しています。
📩 まずはお気軽にご相談ください。
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https://ichigo-consulting.co.jp/contact/
【監修者情報】
[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 船田勝太
[資格] AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ-ンアドバイザー
[経歴]
2014年~東京海上日動火災保険(株)
2017年~(株)一期コンサルティング
[専門分野] ライフプランニング/住宅資金相談/資産運用/保険相談
※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください。