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「ワンルームマンション投資って儲かるの?」
「ワンルームマンション投資って気になるけど、少し不安」。そんな方に向けて、独立系FP事務所である私たち一期コンサルティングが、ライフプランの観点からワンルームマンション投資の実態を解説します。
保険やNISAなどの金融商品にすでに取り組まれている方が、「次の一手」として検討することの多い不動産投資。中でも“東京23区・駅近物件のワンルームマンション投資”は、老後資産形成の一手段として注目を集めています。
本記事では、ワンルームマンション投資のメリット・デメリットを整理し、どんな人に向いているのか、失敗しないための注意点などを具体的にご紹介します。
なぜ今、ワンルームマンション投資が注目されているのか?

東京23区は、日本の中で唯一人口が増えているエリアです。その中でも「駅近・徒歩10分以内」のワンルームマンションは、安定した賃貸需要があります。
物件価格は2,000万〜5,000万円ほど。独身の会社員や学生、若手カップルなど、単身需要が多く、築年数さえ極端でなければ常に誰かが住んでいる状態が期待できるのです。
このような背景から、「将来の年金代わりに」「インフレリスクへの備えとして」と、長期目線での資産形成を見据えた不動産投資が注目されています。
【前提】誰でもできる投資ではない?
ただし、この投資は「誰にでもおすすめできる」わけではありません。以下のような「前提条件」を満たす方に限られます。
◼ 信用力のある属性
●上場企業勤務の会社員
●公務員
●医師 など
これらの方は「年収が安定して高く」「社会的信用力がある」ため、金融機関からのローンを組みやすくなります。
逆に、経営者やフリーランスは、たとえ収入が高くても審査が厳しくなったり、頭金を多めに求められたりすることが多くなります。
◼ 年齢と健康
ローンは通常30〜35年。若ければ若いほどローン期間が確保でき、毎月の返済額も抑えられます。健康面の審査もあるため、50代以上の方にはハードルが高くなる傾向があります。
【メリット】ワンルームマンション投資で得られる4つの利点

① 老後の安定収入(年金代わり)
ローン完済後は、家賃収入がそのまま不労所得になります。毎月10万円の家賃があれば、年間120万円。35年間で4,200万円という資産を他人の家賃で形成することも可能です。
② 税制メリット
不動産投資では、減価償却や借入金利などを活用することで、所得税や住民税の税制メリット効果が見込めます。高所得者にとっては、税務面でのメリットが大きくなります。
③ “他人資本”で運用できる
自己資金で行うNISAや投資信託と異なり、ワンルームマンション投資は“他人資本”——すなわち金融機関からの借入で始められます。さらに、その返済は入居者の家賃収入でまかなえるため、実質的に「他人のお金で資産を作る」ことが可能です。
④ 副業規制にかからない
公務員や会社員は副業に制限がある場合がありますが、不動産投資は「不労所得」として副業扱いされないケースがほとんどです。
【デメリット・注意点】こんなリスクも
① 物件選びを間違えると破綻する
よくある失敗は、「適正価格ではない高額物件を購入してしまう」こと。不動産業者の中には高額な手数料や利益を乗せて販売するケースもあり、購入者にとっては不利な条件になることも。
▶ サブリース契約には注意!
空室リスクを抑える仕組みとして「家賃保証(サブリース)」を勧める業者もありますが、途中で家賃が引き下げられる、契約解除が難しいといったトラブルも多く報告されています。
② 空室・家賃下落リスク
エリア・物件によっては将来的に家賃が下落する、空室期間が長引くなどのリスクも。立地や築年数は慎重に見極める必要があります。
③ 売却タイミングの見極めが難しい
出口戦略として売却益(キャピタルゲイン)を狙う場合、市況によっては損失が出る可能性もあります。あくまで「長期保有」が基本です。
【成功のポイント】投資初心者が抑えるべき3つの視点

① エリアと立地がすべて
東京23区内、駅徒歩10分以内の物件は、今後も高い賃貸ニーズが見込まれます。この“鉄則”を守らないと、空室リスクが高まり投資失敗につながります。
② 信頼できる不動産会社を選ぶ
広告に惹かれて業者を決めてしまうのは危険です。過大広告や不透明な価格設定が潜んでいる可能性もあるため、信頼できるFPや専門家を介して紹介してもらうのが安心です。
③ 購入前に「ライフプラン」を立てる
保険、NISA、老後資金のバランスを見たうえで、「不動産投資が必要かどうか」を判断することが重要です。焦って始めるのではなく、自分の人生設計に合った投資手段なのかを見極めましょう。
一期コンサルティングの関わり方
私たち一期コンサルティングは、不動産会社ではなく「中立な立場」のFP事務所です。
保険・投資信託・NISA・iDeCoなど、あらゆる金融商品と向き合ってきた中で、資産形成の次のステップとして不動産投資を選ぶ方々にも寄り添い、以下のようなサポートを提供しています。
●ライフプラン設計による資産全体の最適化
●キャッシュフロー・リスク分析
●信頼できる提携不動産会社のご紹介
●セカンドオピニオンの提供(他社提案への中立的助言)
不動産会社に直接問い合わせる前に、まずは私たちのような中立の立場から「本当に必要な投資かどうか」を一緒に考えてみませんか?
まとめ|ワンルームマンション投資は、冷静な判断と中立な視点から
ワンルームマンション投資は、「信用力があり」「長期保有できる」「適切な物件を選べる」方にとっては、有効な資産形成の手段です。
ただし、メリットだけでなくリスクも確実に存在します。大切なのは、“信頼できる第三者”の視点で、ライフプランに合った判断をすること。
私たち一期コンサルティングでは、売ることを目的とせず、あなたの人生と資産に真摯に向き合うアドバイスを提供しています。
▶ 無料相談はコチラから
【監修者情報】

[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 船田勝太
[資格] AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ-ンアドバイザー
[経歴]
2014年~東京海上日動火災保険(株)
2017年~(株)一期コンサルティング
[専門分野] ライフプランニング/住宅資金相談/資産運用/保険相談
※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください。



