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確定申告の季節が近づくと、「面倒くさそう」「自分は対象なのか分からない」「とりあえず出せばいいのかな」といった声をよく耳にします。
しかし実際には、確定申告は家計を見直す絶好の機会であり、控除の使い方によっては年間数万円〜数十万円の差が生まれることもあります。
本記事では、ファイナンシャルプランナーとして日々数多くの相談を受けている一期コンサルティングが、 はじめての方でも分かりやすく「確定申告で絶対に押さえたいポイント」をまとめました。
公務員・上場企業勤務・医師など、安定した収入がある方に特に役立つ内容となっています。
1. 実は多い？確定申告が必要・有利になる人
会社員は年末調整があるため「自分には関係ない」と考えがちですが、実は申告が必要／有利になる人は想像以上に多いのが実態です。
こんな人は確定申告をするとメリットがある
●副業収入がある方
(医師のように複数の勤務先があるケースも含まれます。)
●初めて住宅を購入した方
(初年度のみ確定申告が必要。控除額が非常に大きいため、忘れずに手続きしたい項目です。)
●年間10万円以上の医療費を支払った家庭
●iDeCoを活用している方
●生命保険料控除を利用している方
（一般・個人年金・介護医療の3種類）
●ふるさと納税のワンストップを使い忘れた方
●税負担が大きくなりがちな公務員・上場企業勤務・医師などの安定所得層
特に安定した収入がある層は、控除を正しく使えるかどうかで差が出やすいため、確認しておきたいポイントが多くあります。
2. 見落とし厳禁！確定申告で押さえるべき5つの控除
ここでは、毎年の申告で特に影響が大きい5つの控除について整理します。
① 医療費控除
年間10万円以上（または所得の5％）を超えた医療費が対象。
治療のタイミングによっては控除の有無が変わることもあるため、年間の医療費を早めに整理しておくのがコツです。
② 住宅ローン控除
住宅購入初年度は確定申告が必須。
控除額も大きく、家計改善効果が高い制度のひとつです。
③ 社会保険料控除（iDeCoなど）
iDeCoの掛金は全額控除対象。
企業型DCの場合は会社側で処理されるため、自分で加入している分だけ確認が必要です。
④ 生命保険料控除
- 一般生命保険
- 介護医療保険
- 個人年金保険
の3区分があります。
毎年10～11月ごろに保険会社から届くハガキがそのまま“控除証明”になるため、紛失しないように保管しておきましょう。
⑤ ふるさと納税
ワンストップ特例を利用していない場合は、確定申告が必要です。
3. マイナポータル連携で確定申告はここまでラクになる
現在では、マイナポータルと保険会社・iDeCo・医療費情報などを連携することで、控除証明書を自動で取得できるようになっています。
・必要書類を自動で取り込み
・スマホで申告書の作成
・紙の郵送不要
特に忙しい方は、一度設定しておくだけで翌年以降の負担が大幅に減ります。
4. 安定所得層が確定申告で気をつけたいポイント
公務員、上場企業勤務、医師など、いわゆる安定所得層は、年間で支払う税額が大きくなりやすい傾向があります。
そのため、以下をしっかり確認するだけで節税効果が大きくなるケースも少なくありません。
●生命保険や医療保険の控除が正しく反映されているか
●iDeCoや社会保険料控除を使いきれているか
●医療費控除の対象となる支払いが漏れていないか
●住宅ローン控除の初年度申告が済んでいるか
「気づかないまま申告を終える」と、本来受け取れるはずの控除を取り逃すリスクがあるため、丁寧なチェックが家計改善に直結します。
5. 確定申告は“税金の作業”ではなく、人生計画を見直すタイミング
確定申告と聞くと、
・面倒
・よくわからない
・とりあえず出せばいい
と感じる人も少なくありません。しかし本来、確定申告は 1年間の家計・働き方・生活の変化を総点検するタイミング です。
見直すべき代表的なポイント
●稼ぎ方の変化（副業・掛け持ち勤務など）
●支出の増減（住宅購入・子育て・医療費）
●控除の取り逃し
●保険・資産運用の見直し
これらを整理すると、「自分の家計にどんな課題があるか」「何を見直すべきか」が一気に明確になります。
特に、公務員・上場企業勤務、医師といった安定所得層は、“見直すだけで結果が変わる”ケースが多く、年間数万円〜数十万円変わることも珍しくありません。
6. 一期コンサルティングが大切にしていること
一期コンサルティングは、表面的な節税テクニックだけを伝えることはしません。
私たちが重視しているのは、
●その人と家族の“人生全体”
●将来のリスクと希望
●健康・生き方・働き方・お金のバランス
●家計の長期的な安定
●ライフプランと資産形成の一貫性
こうした「人生の根っこ」に関わる部分です。
確定申告をきっかけに家計を整理していくことで、長期的な安心と、後悔しない選択ができる状態を一緒に作っていく。
それが一期コンサルティングの役割であり、私たちが大切にしている姿勢です。
7. 一人で抱え込まないでください｜まずはお気軽にご相談を
確定申告は、ただ数字を埋めるだけの作業ではありません。
- 控除が正しく使えているか
- 医療費・保険・住宅ローンを整理したい
- 税金が高い気がする
- 何から手をつけていいか分からない
- 家計や資産形成について相談したい
そう感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。
初めての方でも、ご不安な点があればお気軽にお問い合わせいただけます。あなたの人生と家計に寄り添いながら、最適な判断ができるようサポートいたします。
※確定申告のご相談は税務署、税理士さんへのご相談となります
▶ 無料相談はコチラから
【監修者情報】
[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 廣瀬秀人
[資格] AFP（日本FP協会認定）/２級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ－ンアドバイザー/キッズマネースクール認定講師
[経歴]
2005年～(株)ビジネス情報社
2008年～ジブラルタ生命保険(株)
2012年～(株)一期コンサルティング
[専門分野] ライフプランニング/教育資金相談/老後資金相談/住宅資金相談/資産運用/保険相談/
※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください。
