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「老後資金、いくら必要なの?」
「年金だけで足りるかしら?」
「投資って難しそう…」
老後のお金に関する悩みは尽きませんよね。
でも、誰に相談すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、老後資金の相談先や具体的な相談内容、老後資金の貯め方まで、FP(ファイナンシャルプランナー)の監修のもとで徹底解説します。
安心して老後を迎えられるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。
老後資金、いくら必要なの?
老後資金として必要な金額は、人によって異なります。
生活水準や住んでいる地域、家族構成、健康状態などによって大きく変わるため、一概にいくらとは言えません。
しかし、平均的な目安として、総務省の「家計調査報告(家計収支編)」(2022年)によると、高齢夫婦無職世帯の1ヶ月の消費支出は約26万円となっています。
仮に65歳で定年退職し、90歳まで生きるとすると、25年間で約7,800万円が必要になる計算です。もちろん、これはあくまで目安であり、ご自身の状況に合わせて必要な金額を把握することが大切です。
老後資金の相談先
老後資金に関する悩みは、専門家に相談するのがおすすめです。
相談することで、自分に合った老後資金計画を立てることができます。
主な相談先は以下の通りです。
1. ファイナンシャルプランナー(FP)
FPは、お金に関する幅広い知識を持つ専門家です。
老後資金だけでなく、家計全般や保険、相続など、様々な相談に乗ってもらうことができます。中立的な立場でアドバイスしてくれるため、安心して相談できるのが特徴です。
2.独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)
IFAは、特定の金融機関に属さず、中立的な立場でアドバイスを行う金融のプロフェッショナルです。FPと同様に、幅広い金融商品の中から、あなたに合った最適なプランを提案してくれます。
3 銀行
銀行では、ローン関係や預貯金、投資信託などの金融商品に関する相談ができます。銀行は自社商品に精通している反面、販売することが目的であることもあり、中立的なアドバイスが得られない可能性がある点に注意が必要です。
4. 証券会社
証券会社では、株式や債券、投資信託などの投資商品に関する相談ができます。
銀行と同様、証券会社も自社商品に精通している反面、販売することが目的であることもあり、中立的なアドバイスが得られない可能性があります。
5. 保険会社
保険会社では、生命保険や個人年金保険などの保険商品に関する相談ができます。銀行や証券会社同様、自社商品に精通しておりますが、販売することが目的であることもあり、中立的なアドバイスが得られない可能性があります。
具体的な相談内容
老後資金の相談では、以下のような内容について相談すると良いでしょう。
●老後資金としていくら必要か
●現在の貯蓄額で足りるのか
●老後資金をどのように貯めればいいのか
●年金はいくらもらえるのか
●どのような金融商品で運用すればいいのか
●保険には入った方がいいのか
●相続対策はどうすればいいのか
老後資金の準備
老後資金を準備する方法は、主に以下の3つがあります。
- 貯蓄
- 投資
- 年金
1. 貯蓄
貯蓄は、皆様が一番身近に感じる老後資金の貯め方でしょうか。
普通預金や定期預金、積立預金など、様々な方法があります。※インフレには注意しましょう
2. 投資
投資は、貯蓄よりも高い利回りが期待できますが、元本割れのリスクもあります。
株式投資や投資信託、不動産投資など、様々な投資方法があります。
3. 年金
年金は、老後の生活を支える重要な収入源です。
国民年金や厚生年金、企業年金など、様々な年金制度があります。
まとめ
老後資金の相談は、ファイナンシャルプランナーや独立系ファイナンシャルアドバイザーに相談するのがおすすめです。中立的な立場でアドバイスしてくれるため、安心して相談できます。
また、銀行や証券会社、保険会社でも相談できますが、自社の商品を販売することが目的であるため、中立的なアドバイスが得られない可能性がある点に注意が必要です。
具体的な相談内容や老後資金の貯め方を参考に、早めに対策を始めて、安心して老後を迎えられるようにしましょう。
監修者情報
[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 船田勝太
[資格] AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ-ンアドバイザー
[経歴]
2014年~東京海上日動火災保険(株)
2017年~(株)一期コンサルティング
[専門分野] ライフプランニング/住宅資金相談/資産運用/保険相談
[一言コメント]
「老後資金の準備は、早ければ早いほど有利です。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。」
※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください。