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2025.03.07
保険の見直しで家計を改善!損しないための保険選びのポイントをFPが解説
保険の見直しで家計を改善!損しないための保険選びのポイントをFPが解説

保険は一度加入したら終わりではなく、ライフステージの変化や経済状況の変動に応じて適切に見直すことが重要です。しかし、「いつ、何を、どのように見直すべきか?」がわからないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、保険の見直しを検討すべきタイミングや注意点、具体的な方法について解説します。

1. 保険の見直しを検討すべきタイミング

保険の見直しは、家計の負担を減らしつつ必要な保障を確保するための重要なプロセスです。以下のようなライフイベントが発生した際は、保障内容の確認をおすすめします。

 

ライフステージの変化

・結婚:パートナーの生活費や将来の子どもを考え、死亡保険や医療保険の見直しを検討

・出産・育児:子どもの教育資金を考慮し、学資保険や収入保障保険を追加

・住宅購入:住宅ローンに伴い団体信用生命保険(団信)の適用を確認

・子どもの独立:養育費負担が減るため、死亡保険の保障額を適正化

・定年退職:老後資金や介護費用に備えて個人年金保険や医療保険を見直し

 

経済環境や公的制度の変化

・円安:外貨建保険の場合、為替変動による保険料の増加

・社会保険制度の変更:公的保障の内容が変わると、民間保険でカバーすべき範囲が変化

 

2. 保険を見直す際に注目すべきポイント

保険の見直しは「コスト削減」だけでなく、「保障内容の最適化」を目的に行うことが重要です。以下の点を重点的にチェックしましょう。

1. 保険料 

・毎月の保険料が家計を圧迫していないか

・割引制度(年払・非喫煙等)を活用してコストを抑えられないか

・解約返戻金を活用して、より低コストで同等の保障を確保できないか

 2. 保障内容 

・最新の保険商品と比較して、保障が不足していないか

・家族構成や生活環境の変化に応じた保障のアップデートが必要か

3. 保障額

・住宅ローンや教育費の負担が減少しているなら、必要な保障額を調整

・逆に、扶養家族が増えた場合は、保障額の引き上げが必要

4. 保障期間 

・保障期間がライフステージに合っているか

・定期保険の更新時に保険料が大幅に上がる可能性がないか

 5. 受取人

・配偶者や子どもへの相続を考慮し、適切な契約形態になっているか

 3. 保険見直しの具体的な方法

保険の見直しにはさまざまな手法があります。自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

 1. 保障内容の追加・削減

・保障の追加:新たなリスクに対応するため、医療保険・がん保険などを追加

・保障の削減:不要になった死亡保障や特約を外し、コストを削減

 2. 保険の転換・乗り換え 

・より有利な保険に乗り換え:最新の商品は保険料が割安な場合がある

 3. 払済保険への変更 

・払済保険:以後の保険料支払いを停止し、解約返戻金をもとに保障を縮小

4. 生命保険の活用による相続対策 

・死亡保険金の非課税枠(500万円×法定相続人数)を活用し、相続税の節税対策として活用

4. 保険の見直しで注意すべきポイント

保険の見直しにはメリットだけでなく、慎重に対応すべき点もあります。以下の点に注意しましょう。

 1. 保険料の増額リスク

・保障を手厚くする場合、月額保険料が上昇する可能性がある

・年齢が上がると保険料が割高になるため、早めの見直しが重要

 2. 健康状態による制限 

・新たな保険に加入できないリスクがあるため、既存の保険を解約する前に新契約を確定させる

3. 免責期間の確認 

・がん保険などには契約後の一定期間(90日間など)は保障対象外となる場合があるため、乗り換え時は注意

5. まとめ:保険の見直しで家計を改善し、最適な保障を確保しよう

保険の見直しは、単にコスト削減の手段ではなく、ライフステージに合わせた最適な保障を確保するためのプロセスです。適切なタイミングで見直しを行うことで、家計の負担を減らしながら、必要な保障を確保できます。

本記事のまとめ

●ライフステージの変化に応じて保険を見直すことが重要

●保険料・保障内容・保障額・受取人の確認が必須

●転換制度や払済保険などを活用して賢く見直し

●健康状態や免責期間を考慮し、慎重に判断することが大切

 

弊社では、お客様の状況に合わせた最適な保険の見直しをサポートしています。保障内容をしっかり見直し、家計の無駄を削減しながら、必要な保険を確保しませんか?

保険見直しのご相談はこちらから

https://ichigo-consulting.co.jp/contact/

 

【監修者情報】

[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 廣瀬秀人

[資格] AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ-ンアドバイザー/キッズマネースクール認定講師

[経歴]

2005年~(株)ビジネス情報社

2008年~ジブラルタ生命保険(株)

2012年~(株)一期コンサルティング

[専門分野] ライフプランニング/教育資金相談/老後資金相談/住宅資金相談/資産運用/保険相談/

 

※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください