コラムCOLUMN
保険を見直したいと思いながらも、
「今のままでいいのではないか」
「解約返戻率が気になる」
「積立型のほうが得なのではないか」
と迷い、そのままにしている方は少なくありません。
保険は、人生の安心を支える大切な仕組みです。
一方で、選び方を間違えると、保障も資産形成も中途半端になり、結果として「何のために入っているのか分からない」という状態にもなりやすい商品でもあります。
私たち一期コンサルティングは、保険を「なんとなく入るもの」ではなく、人生設計の中で必要な保障を整理するための道具として考えています。
この記事では、保険を見直すべきタイミングと、見直しの際に何を基準に考えるべきかを、FPの視点から整理します。
保険の見直しで最初に考えるべきことは「返戻率」ではない
保険の見直しを考えるとき、多くの方が最初に気にするのが
- 解約返戻金がいくら戻るか
- 積立型のほうが得か
- 掛け捨てはもったいないのではないか
という点です。
もちろん、それ自体が間違いというわけではありません。
ただ、私たちはまず順番が大切だと考えています。
保険で最初に確認すべきなのは、その保険で何を守ろうとしているのかです。
死亡保障なのか、医療保障なのか、就業不能への備えなのか。
ここが曖昧なまま「返戻率が高いから」「積立になるから」という理由で選んでしまうと、保険本来の役割が見えなくなってしまいます。
特に、解約返戻率ばかりを意識するのであれば、そもそも保険で積み立てをする必要があるのか、という視点も必要になります。
保障を持つことと、お金を増やすことは、似ているようで実は別のテーマです。
保険を見直すべきタイミングは「人生の変化」があったとき

保険の見直しに明確な“正解の時期”があるわけではありません。
ただし、見直しを考えるべきタイミングには共通点があります。
それは、人生や家計の前提が変わったときです。
例えば、
- 就職・転職した
- 結婚した
- 子どもが生まれた
- 住宅ローンを組んだ
- 独立した
- 資産形成への考え方が変わった
こうしたタイミングでは、「守るべきもの」や「必要な保障額」が変わります。
独身のときには必要性が低かった保障が、家族を持った瞬間に重要になることもあります。
逆に、以前は必要だった保障が、今の生活には合わなくなっていることもあります。
保険は一度入ったら終わりではなく、今の自分の人生に合っているかを定期的に確認するものです。
資産運用と保険は、一緒に考えるべき人と分けたほうがいい人がいる
近年は、保障と資産運用の機能をあわせ持つ保険商品も増えています。
そのため、「保険で増やしながら守る」という考え方に魅力を感じる方も多いでしょう。
実際、それが合う方もいます。
例えば、
- 自分で投資判断をするのが苦手
- 何に投資するかを考えたくない
- 管理や見直しを自分でやるのが面倒
- ある程度まとめて任せたい
こうした方にとっては、保険の中に資産形成機能があることが、心理的なハードルを下げる場合があります。
一方で、資産形成に対する関心が高く、
「保障は保障で持ち、投資は投資で管理したい」
という方にとっては、保険と投資を分けたほうが合理的な場合も少なくありません。
保障と資産形成を一つにまとめると、一見効率的に見える一方で、両方が中途半端になることもあります。
だからこそ、「保険で増やすのが良いか悪いか」ではなく、自分にとって管理しやすいかどうかで考えることが重要です。
「掛け捨て+投資」が分かりやすい人は多い
保障の見直しを進めていくと、結果的に
「保障は掛け捨てでしっかり持ち、資産形成は別で考える」
という形が整理しやすい方は多くいらっしゃいます。
理由はシンプルです。
掛け捨て保険は、保障を確保するという役割が明確です。
一方、投資信託や制度活用による資産形成は、「増やす」という目的に集中しやすい。
この二つを分けることで、
「何のためにお金を払っているのか」が分かりやすくなります。
もちろん、すべての積立型保険が悪いということではありません。
商品によっては、投資信託や一般的な運用商品よりも結果的に良いパフォーマンスが出るケースもゼロではありません。
ただし、それはあくまで商品選定と設計次第です。
「積立型だから安心」
「変額だからお得」
と単純化せず、中身を見ないといけません。
変額で保障がほぼない商品は「投資信託的な保険」として考える
保険の見直しで特に注意したいのが、保障がほぼなく、実質的には投資信託に近い性質を持つ保険商品です。
こうした商品は、保険会社の商品として認可されていても、実態としては
- 保障がごく限定的
- 運用コストがかかる
- 月払いだと管理費用が重い
といった特徴を持つことがあります。
たとえば、月払いの変額型商品では、毎月の保険料に対して一定割合の保険関係費用が引かれるケースがあります。
すると、運用を始める前の段階でコストが差し引かれていることになり、「思ったほど増えない」と感じる要因になります。
一方で、一時払い型のようにコスト構造が比較的軽い商品もあります。
つまり重要なのは、「変額保険かどうか」ではなく、その商品のコストと保障の中身がどうなっているかです。
保険だから安心、ではなく、
保険の形をしていても中身はかなり“投資商品に近い”ものもある。
ここは見直しの際に必ず確認しておきたいポイントです。
保険の見直しでは「どの商品か」だけでなく「どこで入るか」も重要
保険は、同じ商品であれば、どこで入っても基本的な保険料は同じです。
だからこそ、見直しの際には「何に入るか」だけでなく、どこで入るかも重要になります。
私たちが考える代理店選びの基準は、保険料の外側にどれだけ価値があるかです。
たとえば、
- いつでも相談できる相手がいる
- セカンドオピニオンとして使える
- 定期的に情報が届く
- 保険以外の家計や資産形成の相談もできる
- 契約後のアフターフォローがある
こうした要素は、保険を長く持つうえで非常に大きな価値になります。
保険は、契約した瞬間よりも、その後の人生でどう伴走してもらえるかのほうが重要な場面が多いからです。
一期コンサルティングが考える「保険見直し」の本質
私たち一期コンサルティングは、保険の見直しを「商品変更」だとは考えていません。
本質は、人生設計の変化に合わせて、保障の持ち方を整え直すことにあります。
そのため、いきなり商品を勧めるのではなく、
- 今の生活
- 家族構成
- 守るべきもの
- 将来の資産形成方針
- 自分で管理したいか、任せたいか
を整理したうえで、保険の役割を決めていきます。
保障をしっかり持つことは、決して古い考え方ではありません。
むしろ、資産形成の情報があふれる今だからこそ、「守る」と「増やす」をどう分けるかが、以前よりずっと重要になっています。
おわりに|保険見直しは「商品探し」ではなく「人生の整理」
保険の見直しは、単に安い商品に乗り換えることでも、返戻率の高い商品を探すことでもありません。
今の自分に必要な保障を見直し、人生設計に合った持ち方に整えることです。
もし今、
- 今の保険が何を守っているのか分からない
- 積立型と掛け捨てで迷っている
- 解約返戻率ばかり気になってしまう
- いつ見直せばいいのか分からない
そんな状態であれば、一度立ち止まって整理する価値があります。
一期コンサルティングでは、保険そのものだけでなく、家計・ライフプラン・資産形成も含めて一緒に考えることを大切にしています。
保険の見直しをきっかけに、これからの人生全体を整える時間にしていただければ幸いです。
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【監修者情報】

[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 船田勝太
[資格] AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ-ンアドバイザー
[経歴]
2014年~東京海上日動火災保険(株)
2017年~(株)一期コンサルティング
[専門分野] ライフプランニング/住宅資金相談/資産運用/保険相談
※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください。



