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2026.10.15
保険会社の不祥事から考える「顧客本位」とは?契約者が知っておきたい保険会社と代理店の仕組み
保険会社の不祥事から考える「顧客本位」とは?契約者が知っておきたい保険会社と代理店の仕組み

「保険会社の不祥事が続いているけれど、自分の契約は大丈夫?」
「今の担当者をそのまま信用していいの?」
「保険会社と保険代理店は何が違うの?」

近年、保険業界では保険金不正請求事案や保険料調整行為、情報漏えいなどが問題となり、保険会社や代理店のあり方が改めて問われています。金融庁も、こうした問題を受けて「顧客本位の業務運営」や健全な競争環境を重視した監督・制度の見直しを進めています。

保険は、万が一のときに自分や家族の生活を守るためのものです。

だからこそ、契約者にとって重要なのは、「どこの保険会社の商品なのか」だけではありません。

誰が、どのような考え方で、その保険を提案しているのか。

一期コンサルティングでは、ここが非常に重要だと考えています。

今回は、保険会社の不祥事をきっかけに、保険会社と代理店の違いや、私たちが考える「顧客本位」の保険提案についてお伝えします。

なぜ今、保険会社の「顧客本位」が問われているのか

近年の保険業界では、個別の担当者だけではなく、会社のガバナンスや代理店との関係、販売の仕組みそのものが問題になるケースも見られました。

金融庁は、保険金不正請求や保険料調整行為、相次ぐ情報漏えいなどを踏まえて監督指針を改正しています。さらに、乗合代理店における比較・推奨販売についても、顧客の最善の利益を踏まえた業務運営を求める方向で制度整備が進められています。

こうしたニュースが続けば、

「保険会社を信用して大丈夫なのだろうか」

と不安になるのは当然です。

ただし、すべての保険会社や担当者を一括りにして考える必要はありません。

大切なのは、保険がどのような仕組みで販売され、自分の担当者がどの立場から提案しているのかを知ることです。

保険会社と保険代理店は何が違う?

保険について考えるうえで、まず知っておきたいのが「保険会社」と「保険代理店」の違いです。

保険会社は、保険商品を開発し、契約を引き受け、万が一の際には契約内容に基づいて保険金などを支払う会社です。

一方、保険代理店は保険会社から委託を受け、顧客に保険商品を案内・提案します。

さらに代理店にも、特定の保険会社の商品を中心に扱うケースと、複数の保険会社の商品を扱う「乗合代理店」があります。

一期コンサルティングは、特定の保険メーカーそのものではなく、複数の商品を取り扱う独立系のFPとして、お客様のライフプランを起点に保険を考える立場です。

だからこそ、「この会社の商品を売る」ことから相談を始めるのではなく、まずその方の人生や家計を整理することを大切にしています。

「複数社を扱っている=顧客本位」とは限らない

ただし、乗合代理店だから必ず中立である、というわけでもありません。

複数の商品を扱えるからこそ、

「なぜこの商品を勧めるのか」
「他の商品と何を比較したのか」

を説明することが重要になります。

金融庁の監督指針でも、複数の保険会社の商品を扱う募集人については、顧客の意向に沿った商品の比較や、特定の商品を推奨する理由を説明することが求められています。

私たちが考える顧客本位とは、単に「たくさんの商品から選べる」ということではありません。

重要なのは、その人にとって本当に必要なのかを考えた結果として商品が選ばれていることです。

一期コンサルティングが保険より先にライフプランを考える理由

例えば、同じ30代・年収500万円の方でも、

独身なのか
子どもがいるのか
住宅ローンがあるのか
貯蓄はいくらあるのか
今後どんな人生を送りたいのか

によって、必要な保障はまったく違います。

そのため一期コンサルティングでは、最初から「この保険がおすすめです」と考えるのではありません。

まず、

現在の収入と支出
家族構成
住宅
教育費
貯蓄・投資
将来やりたいこと

などを整理します。

そのうえで、万が一が起きた場合に、

「実際にいくら不足するのか」

を考えます。

十分な資産や公的保障があるのであれば、必要以上に保険へ加入する必要はありません。

反対に、家族の生活を守るために大きな保障が必要なケースもあります。

保険はライフプランを実現するための手段の一つであり、保険に入ることそのものが目的ではないのです。

不祥事が起きたときこそ代理店からの情報発信が必要

保険会社で不祥事などが起きた際、代理店に事前に十分な情報が届くとは限りません。

私たち自身も、メーカー側から詳細な連絡を受けるより先に、ニュースなどを通じて問題を知ることがあります。

だからこそ、独立系のFP・代理店として重要なのは、情報が入ってくるのを待つことではないと考えています。

何が起きているのか。

現在契約しているお客様に影響はあるのか。

必要な対応はあるのか。

分かっていることと分かっていないことを整理し、できるだけ正確にお伝えする。

不安が広がっているときほど、こうした情報発信も代理店の役割だと私たちは考えています。

保険選びでは「商品」だけでなく「会社・担当者」を見る

保険を選ぶ際、多くの方は、

保険料
保障内容
返戻率
保険会社

などを比較します。

もちろん商品比較は重要です。

しかし保険は、加入して終わりの商品ではありません。

結婚、出産、住宅購入、転職、子どもの独立、退職など、人生が変われば必要な保障も変わります。

だからこそ確認してほしいのが、

「契約した後も、この会社・担当者に相談したいと思えるか」

という視点です。

商品を売ることだけが目的になっていないか。

自社に都合のいい商品だけを勧めていないか。

ライフプランを確認したうえで提案しているか。

メリットだけではなくデメリットも説明してくれるか。

契約後も継続して相談できるか。

こうした部分まで見て、保険会社や代理店、担当者を選ぶことが大切です。

まとめ|「顧客本位」は商品ではなく提案のプロセスに表れる

保険会社の不祥事が報じられると、「この会社の商品は大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。

もちろん、保険会社自身のガバナンスやコンプライアンスは非常に重要です。

一方で、契約者にとっては、誰がどのような基準で商品を選び、どのように自分の人生に向き合ってくれるのかも同じくらい重要です。

一期コンサルティングが大切にしているのは、保険を販売することから始めるのではなく、ライフプランから必要な保障を考えることです。

複数の商品を比較し、必要がなければ無理に加入を勧めない。

そして契約した後も、人生の変化に合わせて見直していく。

私たちが考える「顧客本位」とは、特定の商品を売ることではなく、お客様がどんな人生を送りたいのかを起点に、必要なお金の選択肢を一緒に考え続けることです。

「今加入している保険が本当に自分に合っているのか分からない」「保険会社のニュースを見て不安になった」「第三者的な視点で保障を整理したい」という方は、一度、一期コンサルティングで保険だけではなく、ライフプラン全体から整理してみませんか。

 

 

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【監修者情報】

[監修者名] (株)一期コンサルティング ファイナンシャルプランナー 船田勝太

[資格] AFP(日本FP協会認定)/2級ファイナンシャルプランニング技能士/公的保険アドバイザー/住宅ロ-ンアドバイザー

[経歴]

2014年~東京海上日動火災保険(株)

2017年~(株)一期コンサルティング

[専門分野] ライフプランニング/住宅資金相談/資産運用/保険相談

 

※ 注意
この記事は、一般的な情報を提供することを目的としており、特定の商品やサービスを推奨するものではありません。
個別の状況については、専門家にご相談ください。